Cyclist Welcome Japan

Platinum Lodging

ホテルサンバレー伊豆長岡


中伊豆の玄関口、伊豆長岡温泉に、個性あふれる5つの館が点在するサンバレー伊豆長岡。
いずれも、豊富な温泉に大きなお風呂、ゆったりと広いお部屋が特徴の伊豆長岡を代表する温泉宿だ。
今、ビジネスユースの館を除く、サンバレー伊豆長岡の4つの館の全てが、サイクリストの宿泊を歓迎する「サイクリストウェルカム」なお宿として積極的な取り組みを始めている。
4館の全てのお部屋で、自転車をそのまま客室に持ち込むことができるのだ。
それでは、各々の館をひとつずつ紹介していこう。

サンバレー伊豆長岡の中心であり、象徴ともいえる大きなお風呂とお食事処、幅広い種類の部屋を持つ本館。四季を彩る美しい日本庭園も設けられている。


自転車を部屋に持ち込む前には、正面玄関の脇にあるホース付きの水道を用いて、タイヤ周りの汚れを落としておこう。


まずは、最も広い特別室のひとつ「流水の間」は、日本庭園に面した洋室ツインベッドタイプの部屋で、温泉が出る檜の内風呂付きだ。フローリング(床暖房完備)なので、室内に自転車も入れやすい。


本当に広々としたこのお部屋、なんと庭園を眺める窓際にマッサージチェアまで完備されている。これでライド後の身体のケアもバッチリ。マッサー帯同のプロチームのキャンプ気分を手軽に味わえるのだ。


続いて、好きな時に好きなだけ温泉に入れる、プライベート露天風呂(源泉掛け流し)のついた「あやめ亭」の和洋室。
露天風呂に続くテラスでぼーっと日本庭園を眺める時間も心地よい。琉球畳の敷かれた和室はバリアフリーで、座椅子も膝や腰にやさしい腰掛けタイプ。ゲストの身体をいたわるこうした細い点への配慮は嬉しいものだ。
こちらの和室にも、縦置き型スタンドを用いればすっきりと邪魔にならずに自転車を置くことができる。


あやめ亭の通路をはさんだ向かい側にあるのが、カジュアルな雰囲気で若い方にも人気だという「富貴亭」の和洋室。
前二つの部屋に比べればやや小さくはなるものの、それでも十分な広さで、使い勝手は良さそうだ。


ここまでに紹介した本館の客室はいずれも、正面玄関からも、北側の駐車場出入口からも近く、自転車の出し入れがしやすい位置にあるお部屋。サイクリストには、自転車の出し入れにストレスが少ない1階がオススメだ。

本館1階には、日本庭園を眺める広いラウンジもある。ライドの前に、四季の彩りを眺めてコーヒーをいただきながら、1日のプランを語り合うのもよいだろう。


本館の温泉は、サンバレー伊豆長岡の代名詞ともいえる総ひのき大温泉「満天の湯 夢殿」。
「一の湯」は、奈良の法隆寺 夢殿をモチーフにしたという天井高10mの六角形の大湯殿だ。その主役は湯殿中央の「六角大ひのき風呂」。約300坪の敷地に湯船はもちろん、天井、壁面まで全て檜造りだというから驚きだ。
泉質は、無色透明のアルカリ性単純温泉で、なめらかな肌あたり。


5種の露天付き貸切温泉を備えた全館禁煙の「和楽」館は、本館の正面玄関から歩いて1分の向かい側に位置する。
ここには、珍しい4つのベッドを備えた部屋もあるので、3〜4名のグループでのツーリングには便利だろう。


上階の客室へ向かうエレベーターも、自転車2台を縦にして持って入るに十分な広さがある。
エレベーターに他のお客様がいる場合は先を譲り、乗り降りの際にも自転車で驚かせないように注意したい。
日本国内をもっともっと自転車で旅をしやすくしていくためにも、「サイクリストはマナーがいい」と言われるように意識しようではないか。


さて、サンバレー伊豆長岡の3つ目の「サイクリストウェルカム」な宿泊館は、コンドミニアムタイプの「悠々館」だ。
本館から悠々館への距離は500mほどで、自転車ならすぐだが、頼めば無料の小型シャトル(ワゴン車)で送迎してくれる。
他に乗客がいなければ、ロードバイク2台程度はそのまま送迎車に積み込むことも可能だ。

一見、マンションのような外観の悠々館。室内も、まさにその通りで、気兼ねなくリラックスできる貸別荘のような感覚で使うのもよいのかもしれない。
キッチンには、冷蔵庫と電子レンジもあり、ガス台まである。(但し、調理器具の貸し出しはしていない。)
チームの合宿や長期滞在に向いているといえるだろう。実際、修善寺のサイクルスポーツセンターで行われたトラック競技のアジア選手権の際にも、各国の選手たちがこの悠々館の部屋を利用したそうだ。


チーム合宿やスポーツ選手の利用も多いからだろう。悠々館には、全自動洗濯機と乾燥機を置いたスペースがあり、1回500円と有料にはなるが、鍵付きの洗濯ルームで複数人分のウェアをまとめて洗濯してしまうこともできるのだ。


なお、悠々館以外のサンバレー伊豆長岡の各館に宿泊の際には、フロントを通じて依頼すれば、サイクルウェアを洗濯・乾燥して翌朝戻してくれるサービスを行っている。

悠々館の地下には、多目的ルームがあり、その奥には、数は少ないがトレーニング機材も用意されている。
チームの合宿やサークル等のツアーで大勢が宿泊する場合には、自転車はまとめてこの多目的ルームに保管することもできる。


サンバレー伊豆長岡の4つめの「サイクリストウェルカム」な館は、本館から2kmほど離れた場所に建つ「富士見」。
もちろん、本館とは無料シャトルで行き来が可能だ。
富士見館の魅力は、なんといってもその名の通り、美しい富士山の姿が部屋の窓からよく見えることだろう。(天城連山側の眺望の部屋もある。)昼間の富士山の景色はもちろん、周囲に視界を遮る建物のないこの宿では、眼下に広がる伊豆長岡の夜景も楽しみの一つだ。
ゆったりとした居心地の良い和洋室の広い窓の前に自転車を並べれば、夜景と愛車を同時に愛でることも。


スタンダードの和室も、二人なら広さは十分。窓際のカーペット敷きのスペースは、縦置き型スタンドで自転車を設置するのにちょうど良い。自転車が、まるで窓の景色を彩るアーティスティックなオブジェのように映るのは、シンプルな客室ならではの醍醐味か。


そう、この富士見館に滞在していると、なんだかアートな気分になるのである。
というのも、館内の幅広い廊下は、見事な絵画がずらりと並び、もはや美術館と見まごう雰囲気。


実際、地下階には、平山郁夫や加山又造の作品を展示した無料の「小さな美術館」まであるのだ。
温泉旅館の中にいることを忘れさせるような静謐な空間だ。


富士見の温泉は、本館とは異なる自家源泉の掛け流し。こちらもアルカリ性単純温泉だが、アルカリ性がやや強く、ぬるぬるとして美肌効果が高いという。


ライドの疲れを数々の温泉でしっかり癒したあとは、お楽しみの夕食タイム。
サンバレーといえば、味も種類も充実したバイキング(ビュッフェ)で定評がある。約50種類もの和・洋・中の料理を堪能できるのだ。しかも、料理人が目の前で調理して提供してくれるので、出来たてを味わえるのも嬉しい。
ずらりと並んだ様々な料理を目の前に、あちこちと回りながら好みと組み合わせでチョイスしていく楽しさに、食はエンターテインメントなのだと改めて思うのだ。


二人でゆっくり静かな夕食を楽しみたいといった場合や、富士見館に宿泊の場合には、和食会席や中国料理をいただくプランも用意されている。
それぞれ好みのスタイルの食事で英気を養いながら、自転車談義に花を咲かす夜を楽しみたい。